韓国の男性には、一般人やスターなど職業に関わらず兵役の義務がありますよね。
「愛の不時着」で大ブレイクしたヒョンビンさんにも兵役は?
ということで、ここでは
ヒョンビンさんの兵役はいつ頃だったの?
何歳の時?
期間は?
なぜ海兵隊に入ったの?
このような疑問について調べてみました。
ヒョンビンの兵役はいつ頃で期間は?
まずは、ヒョンビンさんの兵役期間についてサラッと見ていきましょう。
2011年3月7日~2012年12月6日
ドラマ「シークレット・ガーデン」の撮影終了後に入隊。
兵役後は映画「王の涙」で俳優復帰。
兵役修了の約7年後に「愛の不時着」に出演。
28歳~30歳
1年9ヶ月(21ヶ月間)。
日数にして641日間。
兵役は大韓民国憲法で定められた国民の義務。全ての男性に21月以上の兵役義務があり、満18歳から満19歳までの間に徴兵検査(適性検査)を受け、身体・学力の基準に達すると陸・海・空軍のいずれかに入隊させられる。入隊期間は所属する軍によって異なり、陸軍21ヶ月、海軍23ヶ月、空軍24ヶ月。2018年5月から兵役法が改正され満28歳までに入隊が課せられている(それ以前は満30歳まで)
参照元:wikipedia
ヒョンビンが海兵隊を志願した経緯
ヒョンビンさんが入隊したのは2011年3月7日。
俳優としてデビューしてから8年後のことでした。
韓国の兵役のなかでも一番過酷と言われる海兵隊に自ら志願。
ヒョンビンさんいわく
「簡単で楽な道より、少し今は大変でも『後にはもっと多くのものが得られるし、残るだろう』と思った」
引用元:KBS WORLD
【#ヒョンビン の涙が…】#BTS の #JIN が12月13日に兵役に行くと韓国メディアが報じた。#兵役 とはどんなものか、自ら経験のあるYouTuber JINさんが解説する後編では、「#38度線」や、ヒョンビンもいたという「#海兵隊」など危険度が高いと噂の現状を語る。
@youtuberjin https://t.co/WQibhFiplN— FRaU(フラウ) (@frau_tw) November 25, 2022
芸能人の多くは「軍隊とはいえない軍隊」と表される陸軍広報団へ入隊する人が多いそう。
ヒョンビンさんもそこへ入隊することも可能であったはずなのに、敢えて一番大変な道を自ら選んだのです。
スターであることに決して甘えず。
俳優である前に一人の男性としてどうあるべきかを考え、行動できる稀有な存在。
そんな潔さや心の逞しさが下地にあるからこそ、『愛の不時着』で北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクを清々しく見事に演じられたのでしょう。
兵役生活で得た経験
そんなヒョンビンさんが海兵隊を除隊したのは2012年12月6日のこと。
大変な軍隊生活を21ヶ月も耐え抜いてきているヒョンビンさん。
敬礼する姿が凛々しい!
軍隊で得た訓練や所作がドラマ『愛の不時着』にかなり活かされているのでしょうね。
『愛の不時着』ヒョンビン 海兵隊時代のリアル軍服ショットhttps://t.co/Omksvp8jEI
人気が再燃する中、注目を集めているのが海兵隊時代(2011年3月~2012年12月)の姿。ヒョンビンの男気あふれるエピソードとともに“リアル軍服ショット”を大公開!#ヒョンビン #愛の不時着 #韓国 pic.twitter.com/R9oXXa68nA— NEWSポストセブン (@news_postseven) September 15, 2020
ヒョンビンさんは、入隊と除隊時の会見で日本でいうところの「土下座」をしていますが、これは「クンジョル」と言って韓国で最も丁寧なお辞儀。最高の敬意を表す礼の仕方。
韓国ドラマでも目上の人に対してのお辞儀として馴染み深い。
修了式後の会見でのヒョンビンさんは、入隊した時よりもかなり痩せていて、軍隊生活がかなり過酷だったことが覗えます。
それもそのはず、ヒョンビンさんが入隊したのが兵役義務年齢ギリギリの満29歳の2011年(入隊した3月当時は28歳)
韓国の兵役で軍隊に入隊するのは大体20~21歳くらい。
そのほとんどが大学を休学して入隊、除隊後は大学へ復学するという人が多いようです。
社会人になってから軍隊に入隊するケースはほとんどないようで、ヒョンビンさんの場合はまさに稀なケース。
周りは20代前半。
そしてヒョンビンさんは軍隊生活で30歳を迎えたわけで、体力的にかなり厳しかったのではないかと容易に想像できます。
相当なご苦労があったはず。
その厳しい訓練を1年9ヶ月もの間、見事乗り越えての兵役修了。
修了式の挨拶では「これまで本当にお芝居がやりたかった」と涙ながらに話されていました。
「私にまたお芝居ができる時間がきて、そして、皆様が待ってくださっただけに、ちゃんと準備して私がしたかったお芝居、それから私のお芝居を観たかった方々に、私が軍生活の中で頂いたエネルギーをよくためておきましたので、皆様から頂いたそのエネルギーをお返ししていきたいと思います。」
引用元:THE FACT JAPAN
入隊後は休暇の時ですらお芝居をすることは禁じられていたようで、想像以上に厳しいことが覗えます。
除隊するまでの1年9ヶ月の間、芝居から一切離れた環境に身を置いたからこそ、現在では役者として演じることの喜びを日々噛みしめながら、芝居と向き合っているのでしょう。
「私が軍生活の中で頂いたエネルギーをよくためておきましたので、皆様から頂いたそのエネルギーをお返ししていきたいと思います。」
そんなヒョンビンさんの思いが詰まったドラマや映画。
特に『愛の不時着』は、ヒョンビンさんが軍隊生活で得たものが活かされているのでしょう。
まとめ
『愛の不時着』でヒョンビンさんが演じるリ・ジョンヒョクはまさにハマリ役!
リ・ジョンヒョク役はヒョンビンさんしか考えられない!
いや、ヒョンビンさんしか考えたくないくらいです。
『愛の不時着』での心揺さぶられるシーンの数々は、ヒョンビンさんが過酷な兵役生活で得た集大成。
海兵隊という韓国の兵役のなかでも一番過酷な訓練を自ら志願し、最後まで成しえたヒョンビンさんだからこそ、リ・ジョンヒョクの役作りとして活かせたのでしょう。
過酷な訓練で培った体力や精神力。
そして「これまで本当にお芝居がやりたかった」と涙ながらに語った演技に対する情熱。
これらを日々の芝居に注ぎ込み、リ・ジョンヒョクという北朝鮮の軍人役に思い入れをもって演じたからこそ、皆の心が揺さぶられたのだと思います。